白髪が増えてきたかも…
そろそろ白髪染め?
白髪を見つけると、つい抜いてしまいがち。しかし、それも間に合わなくなってきますよね。
白髪染めに抵抗がありながら、このまま同じカラーでよいのか、それとも白髪染めに変えたほうが良いのか、判断が難しいものです。
白髪染めをするべきかの判断と進め方を5ステップで解説。
さらに、美容師がおすすめするセルフカラーのポイントから、白髪染めトリートメントや白髪の染まるシャンプーについても解説。
自宅で手軽にできる白髪ケアの理解が深まり、あなたのライフスタイルに合った選択が可能になります。
この記事を参考に、白髪対策を検討してくださいね。
このブログの運営・執筆者
2000年に北日本ヘアスタイリストカレッジを卒業後、盛岡市の美容院に就職。
美容院で豊富な実務経験を経て、ヘアカラーリストに。最新の白髪ケアについて発信しています。
- 美容師免許(国家資格)
- JHCA(日本ヘアカラー協会)ヘアカラー検定 ファイブスター取得
- HIKARIカップ モデルカット部門入賞歴あり
- JHCA主催ヘアカラーコンテストで受賞歴あり
- ウィービングコンテスト(ルベルコスメティックス)敢闘賞
- セミナー活動歴あり
こちらの記事では自宅でできる白髪対策の種類について解説しています。
美容院の対策メニューを詳しく知りたい方は、こちらの記事も一緒にご覧ください
【専門家が解説】白髪が気になりだしたらどうする?美容院で始める白髪ケア
【5ステップ】白髪が気になり始めたら始める
20代で始めたヘアカラーも、30代、40代と年齢を重ねるうちに、新たな問題が現れます。それは『白髪』です。
この白髪を見つけた時、どう対応するとよいのか迷ってしまいますよね。
- 『白髪対策をするべきか』or『今まで通り』
- 白髪対策の進め方
ここでは、そんな疑問に答えるための5つのステップを紹介します。
【前提】白髪は黒髪に戻ることはない
一度白髪になった髪は黒髪に戻ることはありません。
市販されている白髪を防ぐ製品や方法があるものの、すでに白髪になった髪を元の色に『戻す』ことはできません。
加齢とともに増える傾向があり、適切な対策をたてる必要があります。
【ステップ1】白髪の量と位置を把握する
白髪が気になり始めたら、まずは自身の白髪を見極めましょう。
どれだけの白髪があり、それが全体的なのか、特定の部分に集中しているのかを知ることです。
- 白髪率10%以上を超えたら対策を
- 特定の部分に白髪が集中している場合も対策を
白髪率10%未満は、通常のカラーでも目立たなくなる場合もありますが、特に気になる場合は対策を検討しましょう。
【ステップ2】おしゃれ染め後の白髪を確認する
まず今まで通り、おしゃれ染めを使用しましょう。
その後、白髪がどのように見えるかをチェックし、次の対策を検討します。
おしゃれ染めは白髪のカバー力は弱いですが、選んだ色によっては白髪が目立たない場合があります。
そのため、一概に『おしゃれ染め→白髪が染まらない・目立つ』とも言えません。
カラー直後に白髪の染まり具合を確認しましょう。
その時、以下の3つのパターンになるはずです。
- 白髪が目立たない
- 白髪がキラキラ見える
- 白髪が全く染まっていない
そのうえで、自分自身が白髪をどう感じるかを確認しましょう。
白髪の目立ち具合は個人差があります。
もし、カラー直後に白髪が気になる場合は、白髪の対策が必要になる
【ステップ3】ライフスタイルと予算に合わせた継続できる白髪ケアを検討する
白髪の対策は継続が必要。
ご自身のライフスタイルや予算に合わせた方法を選ぶことが重要です。
対策方法を時間的コスト、金銭的コスト、仕上がり、カスタム性の観点から比較しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
自宅での対策方法 | 時間的コスト | 金銭的コスト | 仕上がり | カスタム性 |
---|---|---|---|---|
アルカリカラー | 〇 | ◎ | △ | 明るい~暗いまで幅広い |
ヘアマニキュア | 〇 | ◎ | △ | 色数が少ない |
白髪染めトリートメント | ◎ | ◎~△ | △ | 明るくできない |
白髪染めシャンプー | ◎ | ◎~△ | ✕ | 明るくできない |
ヘナ | △ | ◎~△ | ✕ | 明るくできない |
自宅での対策では時間や金銭コストが低く、仕上がりやカスタム性は美容院の対策に比べると低いです。
美容院の対策も比較しておきます。
美容院での対策方法 | 時間的コスト | 金銭的コスト | 仕上がり | カスタム性 |
---|---|---|---|---|
美容院でワンカラー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
美容院でワンカラーと 自宅でセルフカラーの併用 | ◎ | ◎ | △ | △ |
デザインカラー | △ | △ | ◎ | ◎ |
ヘアマニキュア | 〇 | 〇 | △ | △ |
ヘナや香草カラー | △ | △ | △ | △ |
※各項目の説明
- 時間的コスト
- 施術時間や仕上がりまでにかかる時間、美容院までや製品購入までの移動なども含める
- 金銭的コスト
- メニューや製品の価格など
- 仕上がり
- 仕上がりや色味、デザイン性など
- カスタム性
- 明るさや色味、デザイン性など好み合わせて変えられる
美容院でのカラーが最も効果的ですが、予算に応じてセルフカラーを併用する方法もあります。
セルフカラーのみより、併用がおすすめです。
後ほど、お勧めのやり方を詳しく説明しますね。
【ステップ4】段階的に進める
もし、白髪対策を始めるなら、少しづつ変えていくことが大切です。
急に大きく変わりすぎると、自分や周りの人が驚いてしまうかもしれません。
たとえ自分は満足していても、周りの意見で不安に感じることがあります。
白髪染めなどを使用すると、思いのほか暗くなりすぎたりします。
すると周りの人の反応や自分自身も不安になってしまいます。
もし、薬剤の種類を変えるなら、変更前明るさを元に、少し明るめの色を選びましょう。
その仕上がりを元に少しずつ調節するのが失敗が少ないと思います。
【ステップ5】継続的なケア
ヘアカラーは1度きりのものではありません。
常に髪の毛は伸びているため、継続が重要です。
また、繰り返すことで、色のムラや明るさの変化が起こるので、定期的に美容院で修正をお勧めします。
できれば、美容院とセルフカラーと併用すると失敗が少ないと思います。
以上の5ステップを踏むことで、気になる白髪の対策ができるはずです。
【本当は美容院がおすすめ】髪質に合わせた提案
ヘアカラーはできれば美容院がおすすめです。
白髪は個人差があり、量や生え方が人それぞれ違うからです。この白髪の量や生え方に合わせてプロの美容師がカスタマイズできるからです。
プロは様々なメニューから髪質に合わせた提案をしてくれる
美容院には様々なカラーメニューがあります。
また、白髪染め一つをとっても、様々な色味や明るさ、種類をそろえています。
お客様のを染める際は、様々な髪質や頭皮、白髪の量、白髪の生え方などを考慮して薬剤やメニューを決めます。
自分ではわからない部分をプロの目線で見極めてメニューを決めるので、できれば美容委でヘアカラーをするのをおすすめしています。
美容院のメニュー一覧
美容院では以下のメニューがあります。
各メニューについて簡単に説明しますが、もっと詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
【専門家が解説】白髪が気になりだしたらどうする?美容院で始める白髪ケア
【美容院で一番多い】ワンカラー(おしゃれ染め・白髪染め)
ワンカラーは全体を1色で均一に染めるメニューです。
比較的短時間で、手軽に白髪を染めたり、色を変えたりできるのが特徴です。
といっても、おしゃれ染めや白髪染めは、明るくできる限界があります。
そのため、特定の色や明るさにはブリーチが必要になります。
デザインカラー
美容院では
- ハイライトカラー
- インナーカラー
- バレイヤージュ
などデザイン名がメニューになります。
これらは、ワンカラーではできない色味や明るさを表現できるようになります。
最近では、白髪ぼかしとしてハイライトやバレイヤージュなどが人気があります。
ブリーチ
ブリーチは、髪のメラニン色素やカラー剤の残留色素を脱色することができます。
白髪をぼかすためや特定の髪色にするために、ブリーチが必要になります。
希望の色に最短で表現できますが、ダメージが大きいので注意が必要です。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは髪表面に色が吸着するカラーです。
アンモニアや過酸化水素を含まないので、髪のダメージが少ないのが特徴です。
頭皮や髪のダメージが気になり、白髪をしっかり染めたい方におすすめです。
ヘナ
ヘナとは、ミソハギ科の植物であるヘナの葉を粉上にしたものを使用し、髪を染める染料です。
化学染料を含まず、自然由来の染料で、髪と頭皮にやさしく白髪を染めることができます。
セルフカラーでお勧めなのはアルカリカラー
美容院ではなく自宅で白髪を染めるならアルカリカラーがおすすめ。
髪を明るくしながら、希望の色にできるなど、他の製品より髪に合わせて使用しやすいからです。
おしゃれ染め、白髪染めのどちらかを使用するとしても、すでに染まっている髪に合わせてカラー剤を選択できるでしょう。
形状によって使用方法が変わる
市販されているカラー剤は、自分で使いやすいように形状が工夫されています。
大きくは3タイプです。
- クリーム
- 乳液
- 泡
形状によって全体・部分染めと使い分けがあります。
おすすめの形状は【クリームタイプ】
私はクリームタイプのカラー剤をおすすめします。
クリームタイプは狙った部分にピンポイントで使用できるからです。
髪色をきれいに保つためには、セルフカラーとサロンカラーをうまく組み合わせてほしいからです。
そのためにはクリームタイプが一番と感じるからです。
【泡タイプ・乳液タイプ】全体を染めるときのみ使用する
泡・乳液タイプは髪全体を染めるときのみ使用しましょう。
部分染めに向かないし、毎回全体を染めると髪がボロボロになってしまうからです。
具体的には2~3回の部分染めに1回全体を入れるとよいでしょう。
とはいえ、全体を染めるときはできればサロンカラーがおすすめです。
どうしてもサロンに行けない場合のみ使用しましょう。
【セルフカラーと併用がおすすめ】毎回美容院が難しい場合
美容院で染める方が綺麗に染まることは分かっていても、なかなか難しいことも多いはず。
ここでは、髪色をきれいに保つために、美容院とセルフカラーのうまい併用の仕方を説明しますね。
自宅と美容院の併用するポイント
ぼくがセルフカラーをしているお客様にいつもお伝えることがあります。
- 明るめを使用してもらう
- 根元のみ染める
- 難しいなら分け目やお顔周りのみ染めること
なぜなら、セルフカラーの失敗は髪の根元や毛先が暗く染まりすぎてしまったり、それに伴ってムラになることです。
一度暗くなった髪色はヘアカラーでは明るくしたり、ムラを修正することが難しいのです。
失敗しないセルフカラーの選ぶポイント
暗く染まりすぎたり、ムラを防ぐためにはいくつかのポイントがあります。
- 白髪染めを選択
- カラートリートメントや白髪染めシャンプーより
- 白髪染めの種類はクリームタイプを選ぶ
- 色味は明るめを選択
- 色が暗くなりすぎると修正が難しくなるから
- 根元のみ染めるように
- 白髪染めは予想よりも暗く仕上がることが多いです。毛先は特に色が濃く入りやすい
白髪染めを選択する
セルフカラーにも様々な選択肢があります。
ここでおすすめなのは、白髪染め(アルカリカラー)です。
- 幅広い色に対応できる
- 黒髪を明るくしながら白髪を染めることができるため
- ピンポイントで塗布できる
- クリームタイプは染めたい部分のみ塗れる
- 一度でしっかり染まる
【クリームタイプ】選ぶべき白髪染め
先ほど説明しましたが、美容院と併用するときはクリームタイプを使用しましょう。
白髪染めは、色素が濃く毛先が暗くムラになりやすいため、ピンポイントで根元に塗ってほしいからです。
【明るめ】選ぶべき色味
選ぶべき色味は、自分が思ったより少し明るい色味を選びましょう。
理由はこちら。
- 白髪染めは色素が濃いため暗くなりやすい
- ヘアカラーで暗く染まった髪色は明るくならない
根元が明るくなったり、白髪の染まりが弱いと感じる時は、失敗したと思うかもしれません。
しかし、明るくなった髪色は次回のカラーで修正するのはかんたんです。
むしろ暗く失敗した場合は、サロンカラーでも修正が難しくなり、リスクが大きくなってしまうのです。
なので、少し明るい色味を選ぶことをおすすめします。
【根元のみ染める】おすすめのやり方
セルフカラーをするなら美容院と併用がおすすめ。
詳しく説明すると、
- 2回に一回は美容院で染める
- セルフカラーのみだとムラになりやすい。定期的に美容院で髪色をきれいに染める
- 根元のみ染める
- 中間から毛先は暗くなりやすいため
- 難しい場合は分け目やフェイスライン(Tゾーン)のみ染める
- 美容院をメインにして、セルフカラーは最低限の範囲を染める
髪色をきれいに保つために、セルフカラーとサロンカラーをうまく使ってください。
アルカリカラーについて簡単に説明
アルカリカラーとは一般的なヘアカラーのことです。
主に『おしゃれ染め(ファッションカラー)』と『白髪染め(グレイカラー)』に分かれます。
アルカリカラーの特徴
主な特徴はこちらです。
- 髪を明るくできる
- 色味が幅広い
- 色持ちが良く、長持ちする
- 一度でしっかり染まる
色の選択の幅が広いので、ただ髪を染めるだけでなく、その人に肌色にあう髪色に染めることができます。
アルカリカラーのメリット・デメリット
- 髪を明るくできる
- 色の選択肢が広い
- しっかり染まり、色持ちが良い
- 頭皮からカラー剤を塗れる
- 髪にダメージがある
- 頭皮に刺激がある
- アレルギーのリスクがある
アルカリカラーの注意点
髪のダメージや頭皮の刺激に気を付け、使用前にはパッチテストをしておきましょう。
アルカリカラーが向いている人
アルカリカラーが向いている人はこちらです。
- 髪を明るくしたい人
- 手軽に髪を染めたい人
- 髪をきれいに染めたい人
- しっかり白髪を染めたい人
おしゃれ染めと白髪染めを選ぶポイント
おしゃれ染めと白髪染めの違い
- 使用目的
- 白髪用・黒髪用の違い
- 染料が違う
- 白髪染め→濃い・おしゃれ染め→薄い
おしゃれ染めで白髪は染まるのか?
おしゃれ染めで白髪は染まりますが、染まり具合は白髪染めより低くなります。
しかし、薄く染めることで、白髪をぼかすことはできます。
白髪染めに変えるポイント
『白髪を染めたい。』『隠したい』と感じたときが白髪染めのタイミングです。
白髪染めに変えるポイントは以下の通りです。
- 白髪の量
- 白髪の気になる度合い
- 染めた後どのくらい持つのか
詳しくはこちらの記事で解説しています。
「おしゃれ染め」と「白髪染め」の違いを知って、自分に合ったヘアカラー見つけよう!
【美容院までつなぎ】白髪隠しもうまく使う
状況に応じて、白髪隠し製品を利用することも一つの方法です。
これらは一時的な対策として、急な外出や大切な場面での白髪の目立ちを抑えるのに役立ちます。
白髪隠しを使用する
詳しくはこちらの記事で解説しています。
【セルフカラー】そのほかのカラーメニューの紹介
ヘアマニキュアとは
ヘアマニキュアは、髪の表面をコーティングするように染めるカラーです。
主に、髪の表面と髪の内部の表面付近が染まります。
髪の内部構造に影響が少ないため、髪のダメージが少なく染めることができます。
ヘアマニキュアの特徴
ヘアマニキュアの特徴は以下の通りです。
- アルカリや過酸化水素、ジアミン無配合
- 髪や頭皮にやさしい
- 髪を明るくする作用がない
- 地肌から染められない
白髪染めの代わりに使える?
白髪染めの代わりに使うことは可能です。
ただし、白髪染めやおしゃれ染めとヘアマニキュアは相性が悪いのです。
ヘアマニキュアで白髪を染めるなら、ヘアマニキュアのみ使用してください。
白髪染めやおしゃれ染めとは染まり方が違う。
そのため、今後ヘアマニキュアのみ使用するなら変えても良い。
ヘアマニキュアのメリット・デメリット
- ヘアカラーのアレルギーのリスクが少ない
- 頭皮の刺激がほとんどない
- 髪のダメージが少ない
- ハリコシを出してくれる
- 色落ちがはやい
- 明るく出来ない
- 色味の選択肢が少ない
- 赤味が出やすい・残りやすい
- 色移りがある
【3つ】ヘアマニキュアの注意点
- 水や汗などで色移りする可能性がある
- ヘアカラーと相性が悪い
- ブリーチをしてもオレンジ味が消えないことも
ヘアマニキュアの向いている人
- ヘアカラーにダメージやアレルギーの心配がある人
- 髪や頭皮のダメージを避けたい人
- ヘナや香草カラーより自然な色味にしたい人
- 白髪を活かしたい人
白髪染めトリートメントとは
白髪染めトリートメントは白髪を染めつつ、髪のダメージを抑えられる、手軽に使えるカラー剤です。
白髪染めトリートメントの特徴
特徴はこちらです。
- 髪の表面が染まる
- 1度ではしっかり染まらないことが多い
- 使用をやめると色が取れる
- 頭皮や髪に刺激が少ない
- 簡単に使用できる
白髪染めの代わりに使える?
白髪染めの代わりに使うことができます。
ただし、通常の白髪染めと相性がよくないので注意が必要です。
白髪染めトリートメントの後に白髪染めをすると、予想していない色味が出ることがあります。
それを考えると、
- 根元のみ使用する
- フェイスラインや分け目など部分的に使用する
- 今後のカラーは白髪染めトリートメントのみ使用する
これらを参考にしてください。
白髪染めトリートメントとヘアマニキュアの違い
主な違いはこちらです。
染料 | 染まり具合 | 肌につくと | |
---|---|---|---|
白髪染めトリートメント | 塩基性染料 | 徐々に染まる | 取れやすい |
ヘアマニキュア | 酸性染料 | 1度でしっかり染まる | なかなか取れない |
白髪染めトリートメントのメリット・デメリット
- 髪と頭皮にやさしい
- トリートメント効果が高い
- 手軽に染められる
- アレルギーリスクが少ない
- 継続的な使用により、白髪のなじみが良くなる
- 一度では染まらない
- 色持ちが悪い
- 黒髪を明るくできない
- 白髪染めへの影響がある(併用派の人限定)
白髪染めトリートメントの注意点
白髪染めトリートメントの注意点は以下の通りです。
- 比較的に染まりが弱い
- 明るくできない
- 色移りがしやすい
白髪染めトリートメントの向いている人
白髪染めトリートメントが向いている人はこちらです。
- 敏感な頭皮の人
- 手軽に白髪を染めたい人
- 髪を傷ませたくない人
ヘナとは
ヘナとは、ミソハギ科の植物であるヘナの葉を粉上にしたものを使用し、髪を染める染料です。
化学染料を含まず、自然由来の染料で、髪と頭皮にやさしく白髪を染めることができます。
【5つ】ヘナの特徴
- 髪を明るくする効果がない
- 色の発色が弱く時間がかかる
- 髪のダメージはかなり少ない
- 頭皮にトリートメント効果がある
- 髪にハリコシを出してくれる
【ケミカル・ナチュラル】ヘナの種類
ヘナには大きく2種類あります。
- ナチュラルヘナ
- 天然成分由来成分100%
- オレンジの色合いになりやすい
- インディゴが配合されており、それで色のバリエーションを作っている
- 髪や頭皮の刺激が少なく、ケア効果がある
- デトックス作用・自律神経のバランスを整える・安眠効果など薬効がある
- ケミカルヘナ
- 化学染料が含まれる
- 様々な色合いがあり、白髪を真っ黒に染めることができる
- 化学成分の影響で、髪と頭皮へ負担がある
- 薬効はない
個人的にはケミカルヘナを使用するメリットが少ないので、ナチュラルヘナをおすすめします。
ヘナのメリット・デメリット
- 化学物質によるアレルギーの心配がない
- 頭皮のケアと白髪ケアを両立できる
- 白髪のカバー力が化学染料に比べて劣る
- 色の選択肢が限られる
- 時間がかかる
ヘナの選び方
ヘナを選ぶポイントはこちらです。
- ヘナは通常のヘアカラーや白髪染め・ブリーチと相性が悪い
- ヘアカラーを辞めて、ヘナのみすること
- ケミカルヘナを避けナチュラルヘナを使用する
- ケミカルヘナにはジアミンが配合されている
- 白髪の染まりに合わせて色を選ぶ
- 白髪を染めたい→ダークブラウンやソフトブラックなど
- 白髪をなじませたい→ブラウンやライトブラウンなど
ヘナの注意点
ヘナの注意点は以下の通り。
- ケミカルヘナとナチュラルヘナの違いを理解して確認
- 美容院のヘナはだいたいケミカルヘナではないはずですが…
- 植物負けがあるので注意する
- 事前にパッチテストを推奨
ヘナの向いている人
ヘナが向いている人はこちらですね。
- 自然な方法で髪を染めたい人
- 化学物質を避けたい人
- 髪や頭皮の健康を重視する人
- 髪を明るくしなくてよい人
白髪の知識
白髪とは
白髪とは、毛髪がメラニン色素を失い、その結果として白く見える現象です。
このメラニン色素の減少は様々な原因で引き起こされます。
通常、年齢を重ねるにつれて、毛髪のメラニン色素の生成が減少し、白髪が増えます。
【5要素】白髪の原因
白髪の発生は、様々な原因で起こりますが、主な原因はこちら。
- 加齢
- 遺伝
- ストレス
- 頭皮の酸化
- 生活習慣の乱れ
このほかにも様々な原因が重複して、白髪の発生を引き起こしています。
※過酸化水素が大量に蓄積すると白髪が発生する
参照:https://www.dermatologytimes.com/view/massive-hydrogen-peroxide-build-causes-gray-hair
※メラノサイトのアポトーシスは、酸化ストレスによって引き起こされる組織的損傷の指標である
参照:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16723385/
※光老化による白髪の増加
参照:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8140904/
白髪の気になり始める年代
一般的に、白髪が生え始める年齢は、30代半ばくらいといわれています。
しかし、個人差が大きく、遺伝的要因が強いとされています。
白髪染めを始める一般的な年代
40代から多くの人が白髪染めを始めます。
この年代から、白髪が増えはじめ、より目立ち始めるため、見た目の印象を若く保つために白髪を染めることを選択します。
外見に対する意識が高まり、白髪を老いの象徴ととらえ、白髪を染めるようになります。
白髪ケアをするための美容室選び
いつも通っている美容院がない時は、以下を参考に美容院を探しましょう。
美容院の選び方はいくつかのポイントを確認し、それに沿って美容院を探すとよいでしょう。
美容室選びのポイント
- 予算を決める
- 場所の利便性を考える
- 自分の好みの雰囲気やサロンコンセプト考える
- どんなスタイルが得意なスタイリストにするか
- サロンの規模を見る
『白髪』について詳しいスタイリストで、そのほかの項目を考えましょう。
美容院を探す前に、確認しておくと、目的の美容院を探しやすいはずです。
美容院の探し方
美容院の探し方は主に3つです。
- 知人や家族の紹介を活用する
- ネットやSNSで美容院を探す方法
- 街を歩きながら美容院を探す
一番のお勧めは『紹介』です。
知り合いで、理想的な白髪を染めている方がいたら、美容院を紹介してもらうといいかもしれません。
美容院選びのポイントや美容院の探し方について詳しくはこちらで解説しています。
専門家に相談するメリット
自宅でも白髪は染めることができますが、美容院で専門家に相談することをおすすめします。
白髪の生え方や量に合わせて、専門的な知識から最適な方法を提案してくれるはずです。
Q&A
- Q白髪染めトリートメントを使用する際、どのくらいの頻度で使用する必要がありますか?
- A
製品によって異なりますが、『サイオスカラートリートメント』や『シエロカラートリートメント』を参考にすると、
最初は毎日使用で白髪に色が定着させる。その後は週に2〜3回の使用に減らすことができます。
- Qヘアマニキュアは敏感肌の人にも安全ですか?
- A
ヘアマニキュアは以下の理由で敏感肌にも安全です。
- アンモニア・過酸化水素・ジアミン無配合
- 頭皮にカラー剤を付けないようにするため
ただし、すべての人に刺激がないとは言えません。
まれにかゆみが気になった方もいました。
- Qヘアマニキュアと白髪染めトリートメントの主な違いは何ですか?
- A
染料の違い・染まり方・肌についた際の違いがあります。
- ヘアマニキュア
- 酸性染料
- 一度で染まる
- 肌につくと取れない
- 白髪染めトリートメント
- 塩基性染料
- 徐々に染まる
- 肌についても取れやすい
- ヘアマニキュア
まとめ
この記事では、白髪が気になり始めた時に、白髪対策するべきかを判断する5ステップとセルフカラーの製品カテゴリーについて解説してきました。
白髪対策をするべきかを判断する5つのステップはこちら。
- 【ステップ1】白髪の量と位置を把握する
- 【ステップ2】おしゃれ染め後の白髪を確認する
- 【ステップ3】ライフスタイルと予算に合わせた継続できる白髪ケアを検討する
- 【ステップ4】段階的に進める
- 【ステップ5】継続的なケア
セルフカラーの製品の種類はこちら。
- アルカリカラー
- 白髪染めトリートメント
- 白髪染めシャンプー
- ヘアマニキュア
- ヘナ
この中でおすすめはクリームタイプのアルカリカラーです。
そして、サロンカラーと併用を検討してください。
この記事を参考に、自分の髪質や白髪の量、ライフスタイルに合わせた白髪の染め方見つけてください。
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