・白髪が増えてきたけど、何度も染めるのは大変…
・グレイヘアにチャレンジしたいけれど、どう移行すればいいのか分からない。
・ブリーチを考えているけど、具体的な方法や影響を知りたい。
白髪を染め続けるのは、時間もコストもかかります。それに、白髪の増え方や年齢によっては毎月の染め直しが必要となり、その負担が大きく感じられますよね。
この記事を書いている私は15年以上ヘアカラー専門で、多くのお客様の髪をを美しく染めるお手伝いをしてきました。特に白髪の悩みに対して様々な解決策を提供しています。
ぼくの詳しいプロフィールはこちら。
この記事では、「ブリーチを使用したグレイヘアへの移行」の手順と、そのメリット・デメリット、そしてブリーチ後の髪のケア方法について解説します。
この記事を読むことで、「グレイヘアへの移行の具体的な方法」や「ブリーチが髪に及ぼす影響」など、ブリーチによるグレイヘアへの移行に必要な全ての情報を得られます。
グレイヘアへの移行は、自身のスタイルを新たな方向に進化させる大きな一歩です。その旅にあなたが安心して踏み出せるよう、私の経験と知識をシェアします。美しいグレイヘアを手に入れるための第一歩、一緒に踏み出しましょう。
この記事の内容
- ブリーチを使用したグレイヘアの移行方法の解説
- ブリーチカラーの適切な使い方、ケア方法、ブリーチ後のヘアケアについて
- ブリーチの向いている人と向いていない人の違い
- ブリーチ以外の代替案
この記事の結論
ブリーチを用いたグレイヘアへの移行方法の理解、自分自身にそれが適しているかどうかの認識、そして必要に応じて代替案への理解を深める
1. 白髪への悩みとグレイヘアへの移行のメリット
1.1 白髪への一般的な悩みとその影響
多くの人々が白髪について悩みを抱えています。
これは、自然な老化現象として白髪が現れ始めると、一般的に見た目の年齢を感じさせるからです。
たとえば、白髪は自分の外見の自信を失ったり、頻繁に白髪染めを行う手間、費用、髪と頭皮の影響なども、白髪に対する悩みになります。
1.2 グレイヘアへの移行を考えるとき
これらの悩みを解消するために、一部の人々はグレイヘアへの移行を考えるようになります。
グレイヘアは、白髪交じりの髪色や髪質を活かしたヘアスタイルのことを指します。そのためメンテナンスの手間が大幅に減ります。
もし、頭皮や髪のダメージ、そのほかの影響に不安を持っているなら、グレイヘアの移行は考えてもいいのかもしれません。
1.3 白髪染めとグレイヘアの違い
白髪染めは白髪を黒や茶色に染める薬剤やカラー方法。一方グレイヘアは白髪を活かしたヘアスタイルや白髪染めを使用せず、うっすらと色を入れた髪色のことを指します。
白髪染めはメンテナンスを定期的に行う必要があるため、時間や費用が掛かってしまいます。
グレイヘアは白髪そのものを美しく見せるアプローチなので、カラーのメンテナンスは少ないです。
そのため、ヘアカラーの手間や費用、髪と頭皮の影響を最小限にすることができます。
2. グレイヘアになるための条件
グレイヘアへの移行は、人により条件が異なります。主には、白髪の量と移行にかける期間がその条件となります。
2.1 必要な白髪の量とその判断方法
グレイヘアに移行するためには、ある程度の白髪の量が必要です。
白髪の量が少ないとグレイヘアに見えないためです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
2.2 必要な期間とその計画方法
グレイヘアの移行にかかる期間はヘアスタイルと行う移行プロセスで変わります。
一般的に、髪の毛は1か月に1センチほどしか伸びません。ヘアスタイルにもよりますが、通常1年~2年程度かかると言われています。
グレイヘアに移行する際の問題点
移行するには長期間白髪を伸ばす必要があり、その期間にストレスがかかると言われています。
その大きな理由として
- 老け見え問題
- 家族、友人、職場など周りの目が気になる
この問題が起きる原因はこちらになります。
根元と毛先の色が違い髪がムラに見える
根元が白髪で明るく見え、毛先が白髪染め履歴で暗く見えます。
毛先が明るいより、黒く見えたり茶色く見える方がムラを感じてしまいます。
境界線が目立つ
特に黒く白髪染めをしたいた方は境界線が目立つ傾向があります。
白髪染めを辞めてから半年くらいまで非常に目立ちます。
髪が汚く見える
移行期は境界線と根元と毛先の色の差でムラに見えます。色がムラになると何となく髪がお手入れをしていないように感じて、汚く見えてしまうことがあります。
白髪を染めたい欲求が出る
このようなことからグレイヘアに移行を決心した人でも、4人に1人は白髪染めをしたくなるようです。
引用元:株式会者主婦の友社
移行期間中のこれらの問題を解決するためには、白髪染めを辞めてグレイヘアにする方法以外も知って、ご自身に合った方法を取り入れる必要があります。
3. ブリーチを用いたグレイヘア移行のプロセス
ブリーチとは、髪の色素を取り除くことです。美容院で行われる技術の中でも最難関なメニューになります。グレイヘアへの移行方法の1つに、このブリーチを使用した方法があります。
3.1 ブリーチとは何か
ブリーチとは髪の色素を脱色することです。
ブリーチの目的は、髪の色素を脱色し、希望の色を作るために行います。
髪の色素とは2種類存在します。
①メラニン色素
②カラー剤の染料
白髪染めを行うと、髪の内部が①と②が混在した状態になり、通常のカラー剤では分解できません。
そのため、明るくならなくて、色も出にくいのです。
ブリーチ剤は①と②も両方とも分解できるので、白髪染め履歴を明るくしたり、黒染めを明るくできます。
3.1.1 ブリーチのプロセス
ブリーチのプロセスは以下の通りです。
- 髪の明るさを決める
- ブリーチ剤を塗布する
- 時間をおいてシャンプーする
- ヘアカラーを行う
- 仕上げ
ブリーチ+カラーと2回行うので、時間がかかることを理解しましょう。
3.1.2 ブリーチが髪に与える影響
ブリーチは髪と頭皮にダメージを与えます。
具体的には
- キューティクルが損傷し手触りが悪くなります。
- 毛髪内部のタンパク質が損傷を受けパサつき、ゴワゴワします。
- 頭皮に刺激が強くびりびりします。
特に縮毛矯正毛や髪質改善を行っている方は注意が必要で、パーマもかかりにくくなります。
3.2 ブリーチによるグレイヘア移行の具体的な方法
全頭ブリーチを行い、毛先の白髪染め履歴を明るくします。
その後伸びてくる白髪と相性の良いグレーやベージュで髪を染めます。
定期的に伸びてきた白髪と毛先のブリーチ部分を白髪染めを使用しないで、なじむように染めていきます。
徐々に色を淡くするとグレイヘアになるでしょう。
3.2.1 ブリーチのレベル:全頭ブリーチの目指す明るさと白髪染め履歴の影響
一言でブリーチといっても明るさが違います。
希望の色にするには、その明るさまで脱色する必要があります。そのために明るさを設定してブリーチをおこないます。
理想の明るさは17レベル以上です。それ以下だと、赤みを強く白髪をなじませることが困難です。
3.2.2 ブリーチの回数は一度で十分か、それとも2回が必要か
ブリーチ回数は
白髪染めの使用薬剤
白髪染めの頻度
元の髪質
この3つの要素で変わります。予測がつかない場合もありますが、
1度のブリーチで17レベルに到達できない可能性が高い場合を説明します。
- 白髪染めの7レベル以下で染めている
- 染める周期が2週間と短い
- ヘナや香草カラー、ヘアマニキュアを使用している
- 地毛がが固く真っ黒く明るくなりにくい
このような場合は2回のブリーチが必要かもしれません。
3.2.3 ブリーチのダメージを抑える方法
ブリーチのダメージを抑えるコツは
- ブリーチの慣れている美容師を選ぶ
- ケアブリーチメニューを選ぶ
- セルフブリーチは避ける
特に、自宅でのセルフブリーチは避けてください。
一方、ケアブリーチは、ブリーチ剤にヘアトリートメントを混ぜて、髪に対するダメージを最小限に抑えながら脱色する方法です。
※ケアブリーチとは
ケアブリーチに使用される成分は、ジカルボン酸などのブリーチの傷みを和らげる成分が含まれています。
ケアブリーチの料金は+2000円〜3000円高い料金が平均相場です。
ケアブリーチは完全にダメージを受けないというわけではありません。
以上がブリーチによるグレイヘアへの移行方法です。これらの情報を元に、自分に最適な方法を選んでみてください。
4. ブリーチのメリットとデメリット
4.1 ブリーチをするメリット
ブリーチを使用する最大のメリットは、
白髪からグレイヘアへの移行期間を短くできる点。
この短縮された時間は、白髪と染めた髪の境界が目立つなど、移行期間の見た目の悩みを軽減します。
たとえば、白髪が多い方がブリーチなしで自然にグレイヘアに移行しようとすると、染めた髪と白髪の境界が明確になり、移行期間のストレスになりかねません。
しかし、ブリーチを使用すれば、白髪の部分と染めた部分の色差を一度に均一にし、スムーズなグレイヘアへの移行を実現します。
4.2 ブリーチをするデメリット
一方で、ブリーチの大きなデメリットは
見た目の急激な変化。
その理由は、ブリーチが毛髪の色素を一気に抜くため、髪の色が一気に大幅に変わるからです。
その急激な変化は周囲の人々にとっても、自分自身にとっても驚きの元となります。
一日で見た目が大きく変わるため、自分に合うのか、受け入れられるのか不安を感じる人もいます。
他の理由は
- 髪のダメージ
- 技術の難易度
技術難易度に関しては、美容師で、仕上がりやダメージが変わります。
得意な美容師を探しましょう。
ブリーチを検討する際は、これらのポイントを理解し、自分自身のライフスタイルや髪の状態に合わせて適切な判断をすることが重要です。
4.3 ブリーチがおすすめの人
ブリーチのおすすめな人は以下の通りです。
- 一気にグレイヘアに移行したいと考える人
- 白髪の量が50%超えている人
- 髪がブリーチに強い人
どんな白髪染めをしていようが、ブリーチを使用すると必ず変化を与えることができます。
すぐに変化が欲しい人はブリーチも選択肢に入れましょう。
白髪が多いとブリーチ部分と境界線が出ません。
特に白髪が50%以上ある人はおススメになります。
ただし、褪色して黄色くなるため定期的なメンテナンスは必要になります。
ブリーチに強い髪とは
- 髪にくせがなくストレート
- 髪の表面が整っておりがツヤがある
- 髪にハリがある
ブリーチに弱い髪
- くせがありパサつきが強い
- 細い髪
- 縮毛矯正している
- 広がりやすい髪
髪が既にダメージを受けている人や、ブリーチのメンテナンスをこまめに行うのが難しい人は、ブリーチを控えるか、専門家と相談した上で進めることをお勧めします。
4.4 ブリーチが難しい人への代替案
とはいえ、ブリーチができない人も多いですよね。
グレイヘアに移行する方法はほかにもあります。
全頭ブリーチが難しい場合はメッシュ(ハイライトカラー)という手もあります。
5. 自宅でのグレイヘアの移行方法
定期的に美容院に通えない方も多いのではないでしょうか?
ここでは自宅で行う方法について解説します。
5.1 白髪染め用カラートリートメントを使用する
白髪用カラートリートメントとは?
白髪用カラートリートメントは、色素を配合したトリートメントで、使うたびに徐々に髪が染まります。
明るくする作用もなく、刺激が少なく保湿しながら髪を染めることができます。
染まる力が弱いため、定期的に使用しないと、色が取れてしまいます。
その作用を応用してグレイヘアに移行します。
カラーを辞めた初期はカラートリートを使用。白髪が十分に伸びたら使用をやめる。すると徐々にグレイヘアになる。
※カラートリートメントによってはなかなか色が取れないものあります。
6. ブリーチ後の髪のケアと製品紹介
ブリーチ後の髪のケアは、特別な配慮が必要です。一般的なシャンプーやコンディショナーでは補えないケアを提供する特別な製品を紹介します。この記事で紹介する製品を使えば、ブリーチ後の髪のケアを自宅でも効果的に行えます。
6.1 ブリーチ後の髪の黄ばみとその取り扱い
ブリーチ後の髪色は様々な要因で色が抜けていきます。最終的には黄色くなってしまいます。
その黄ばみを抑えることがブリーチカラーをきれいに長持ちするコツです。
カラーシャンプーはこの問題を解決します。
髪の黄ばみや赤みを抑え、透明感のある色味に近づけることができます。これは、一般的なシャンプーでは得られない効果です。
6.2 ブリーチ後の髪のダメージケア
ブリーチは、髪に大きなダメージを与えます。
そのダメージをケアするためには、シュワルツコフのボンドオイルが効果的です。このヘアオイルは、ブリーチやハイトーンカラーで傷んだ髪を保護・強化し、健康的な髪に導きます。
ファイバープレックスボンドオイルのおすすめの1番の理由としては、アウトバストリートメントとして使用するだけで、髪のダメージ補修できることです。
7. キレイなグレイヘアを保つお手入れ方法
グレイヘアはお手入れを適切にする必要があります。
お手入れが行き届かないとグレイヘアがただの白髪になってしまいます。適切なケアを心がけましょう。
ここでは美しく保つためのお手入れ方法を三つ紹介します。
7.1 ヘアカットはこまめに
頻繁にヘアカットを行うことが、キレイなグレイヘアを保つための第一歩です。
髪が伸びてくると、ヘアのバランスが崩れ、ボリューム落ちたり、広がりが出る場合があります。
できれば1.5ヶ月に1回のカットをして、ヘアスタイルを維持しましょう。
7.2 髪質にあったシャンプー&トリートメント
適切なシャンプーとトリートメントを選択することも、グレイヘアのケアには不可欠です。
一般的に、グレイヘアは乾燥しやすく、その結果、髪がパサついたり、ツヤがなくなったりすることがあります。
そのため、保湿成分が豊富なシャンプーとトリートメントを選ぶことが重要です。また、黄ばみを防ぐためのパープルシャンプーの使用もおすすめします。
7.3 グレイヘアにはショートカットがおすすめ
ヘアスタイルでいうとショートスタイルがおすすめです。
ショートは、ボリュームや骨格に合わせやすく、グレイヘアの洗練したイメージを強調し相性がとてもいいです。
また、メイクやファッションも一緒に合わせるといいかもしれません。
様々なグレイヘアのスタイルやファッションを参考にしましょう。
8. 白髪の量の見極めとブリーチについて
8.1 白髪の量の見極め方:あなたがブリーチをすべきかの判断基準
グレイヘアへの移行を考える上で、まず重要なのがあなたの髪の白髪の量を把握することです。
なぜなら、グレイヘアにする際に必要な白髪の量があること。
そして、ブリーチを行う際の判断に大きく影響を与えるから。
ブリーチを行う際の白髪の割合は50%以上が好ましいです。
グレイヘアに必要な白髪の割合についてはこちらで解説しています。
9. よくある質問とその答え
- Qグレイヘアの移行期にブリーチは必要ですか?
- A
グレイヘアへの移行期にブリーチをするかどうかは、あなたの髪の白髪の割合と希望するスタイルによります。
白髪が多く、全体的に均一な灰色の髪色にしたい場合や、白髪を活かした明るいヘアカラーにしたい場合には、ブリーチを検討すると良いでしょう。
- Qグレイヘアの移行期に、カラートリートメントとカラーシャンプーのどちらが良いですか?
- A
カラートリートメントとカラーシャンプーの選択は、白髪の割合とあなたの生活スタイルによります。
カラートリートメントは色持ちが良い反面、塗布時間が必要です。
一方、カラーシャンプーは普段のシャンプー時に色を補うため、手軽ですが色持ちはあまり期待できません。
それぞれの特性を理解し、あなたの生活スタイルや白髪の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
8. まとめ
この記事を通じて、ブリーチを用いて自然に美しいグレイヘアに移行するステップとアドバイスをお伝えしました。
ブリーチの活用は、月々の白髪染めから自由になる道であり、自己表現の一部としてグレイヘアを楽しむことが可能となります。そ
れにより、自分らしいスタイリングで新たな自己像を見つけることができます。
記事中で示したブリーチの使い方、ケア商品の選び方、ブリーチ後のヘアケア等を利用すれば、あなたも美しいグレイヘアを手に入れられます。
黄ばみ対策にソマルカカラーシャンプー、ダメージケアにシュワルツコフのボンドオイルを使うことがおすすめです。
ただし、ブリーチが全ての人に適しているわけではないため、記事で紹介した代替案を把握することが重要です。
最後に、グレイヘアへの移行は、ただの髪の色変えではなく、自己認識とライフスタイルの一部となる大切な選択です。慎重に、そして自信を持って進みましょう。
関連リンク
関連リンク
その他グレイヘアの関連リンク
グレイヘアの移行期をカラーでストレスなく移行する方法|おしゃれ染めなど段階的に使用
ヘアマニキュアでグレイヘアの移行期や移行のストレスを少なくする方法
グレイヘアの移行期を美しく過ごすためのブリーチカラー【カラーリストが解説】
メッシュ(ハイライト)を取り入れたグレイヘア移行期や移行の仕方
40代から始める!グレイヘアの美しい作り方|カラー美容師が解説
【白髪に悩む40代以上の女性へ】かっこいいグレイヘアの5つのポイントを解説!
【白髪の黄ばみの原因と対策】カラーリストが解説!グレイヘアをより美しく
グレイヘアは気持ち悪い?汚い?【カラーリストが本気で原因と対策を解説】
グレイヘアの『似合う人』と『似合わない人』をカラー専門美容師が本音で解説!
【老けるからグレイヘアをやめる】白髪を活かしきれいな髪色にする方法
グレイヘアに最適な白髪の割合と確かめ方|カラーリストが解説!
【グレイヘアに染める】美容師が教える!魅力的なグレーヘアを手に入れる秘訣
グレイヘア移行期にカラートリートメントがオススメ|カラー専門美容師が解説
グレイヘアにオススメのカラーシャンプー
ホーユー ソマルカ カラーシャンプー パープルの口コミや効果、使い方について解説
メンズのグレイヘアのかっこいい作り方
メンズのためのグレイヘアのやり方【40代から始める完全ガイド】
男性の白髪を活かしシルバーヘアにする方法|簡単な方法も解説!
スカルプDヘアカラーコンディショナーの口コミや効果、使い方について
その他グレイヘア関連
コメント