【カラーリストが解説】黒染め色落ちしない方法

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黒染めについて

・黒染めしたのに、すぐに色が落ちてしまう…
・前に染めたときはすぐに明るくなってしまったな…
・黒染めの色落ちさせない方法はあるのかな?

黒染めをした後の色落ちや褪色は、多くの人が経験する悩みの一つです。

特に大切なイベント前や、短期間での色持ちを求める場面での色落ちは避けたいもの。

この記事を書いている私は15年以上ヘアカラー専門で、多くのお客様の髪を美しく染めるお手伝いをしてきました。

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💡この記事の内容

  • 黒染めの色落ちを最小限に抑える方法
  • 黒染めの色持ちを良くするケア方法
  • 黒染めの種類や頼み方

💡この記事を読むメリット

黒染めを長持ちする方法や色を知り、黒髪を維持でき、染める手間や髪のダメージを抑えることができる。

黒染めの色持ちを良くするためのノウハウや経験を凝縮してお伝えします。

髪色を長持ちさせたい方は、ぜひ最後までお読みください。

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黒染めの基本知識

そもそも黒染めって何?

黒染めは、髪を黒く染めるためのヘアカラー。

多くの人が入学式、卒業式、就職活動など、特定のタイミングで、髪を黒く染める必要に迫られますよね。

人によっては黒染めを試みたものの、思ったより早く色が落ちてしまったとよく聞きます。

黒染めを持たせるには、自分に合った黒染め方法と日常的なケアが必要です。

黒染めを色落ちさせない方法

黒染め後の色落ちを気にする方は多いでしょう。しかし、結論から言うと、完全に色落ちを防ぐ方法は存在しません。

シャンプー、アイロン、紫外線など、日常のさまざまな要因が色落ちの原因となります。

美容院での経験から言うと、色落ちが最も少ないのは1レベルのナチュラル系や白髪染めの3~1レベルです。

これらは地毛よりも黒く、色が落ちにくい特徴があります。

しかし、20年以上の美容師の経験上、1レベルのカラーはほとんど使用する機会がありません。

これは、そのような濃い色が現実的ではないためです。

それでは、通常の黒染めを行う際に、色落ちを最小限に抑える方法について解説します。

黒染め色落ちさせない『日常の小さな工夫』

日常生活の中でのちょっとした工夫で、黒染めの色持ちを長く保つことができますよ。

シャワー時の水温のコツ

シャワー時の水温は、ぬるま湯が最適です。

熱いお湯は髪のキューティクルを開かせ、色素が流れやすくなります。

冬場でも、熱すぎるお湯を避け、ぬるま湯でシャンプーを行いましょう。

タオルでの摩擦を減らす方法

実はタオルドライでも髪が痛んでしまいます。

強くこすると髪の表面が傷つき、色落ちの原因となってしまうのです。

やわらかいタオルで優しく包み込むようにして水分を吸収させる方法がお勧めです。

髪はしっかりと乾かすことの重要性

髪は湿ったまま放置せず、しっかりと乾かすことが大切です。

湿った髪はキューティクルが開いており、色落ちやダメージのリスクが高まります。

ドライヤーでしっかり髪を乾かすようにしましょう。最後に冷風でキューティクルを閉じるようにすると効果的です。

ドライヤーやアイロンの正しい使い方

ドライヤーの正しい使い方


高温での使用は髪のダメージや色落ちを引き起こす可能性があります。

ドライヤーは一定の距離を保ち、髪が熱くならないようにドライヤーを振りながら乾かします。

アイロンの正しい使い方

高温での使用はヘアカラーの色素を分解し、色落ちの原因となります。

アイロンは140度程度で使用し、髪が熱くなりすぎないようにスタイリングしましょう。

紫外線から守ろう

紫外線は髪の色落ちやダメージの大きな原因となります。

日傘や帽子などで紫外線を遮ることができます。

日常生活での髪のケアのポイント

色落ちを防ぐポイント

  • 水分
  • 摩擦
  • 紫外線

これらを日常生活で意識するような、ちょっとした工夫が大切です。

上記のケア方法を取り入れることで、美しい黒髪を長く保つことができますよ。

ヘアケアで黒染めの色持ちアップ

以下のケア方法を取り入れることで、さらに黒髪を長く保つことができますよ。

アミノ酸系シャンプーで優しく洗う

シャンプーの洗浄効果の強さで色持ちは結構変わります。

アミノ酸系シャンプーは、髪と頭皮に優しい洗浄成分。

髪の色を守りながら、汚れを落とすのでかなりおすすめです。

逆に強い洗浄力のものは、髪の色持ちを悪くしたり、ダメージの原因になる可能性があるので避けましょう。

カラー専用のシャンプーで髪色を守る

カラー専用のシャンプーは、染めた髪の色を長持ちさせる成分を配合しています。

普通のシャンプーでは、染料が流れやすくなることがあるため、カラー専用のものを選ぶことが大切です。

アミノ酸系の洗浄成分とカラー専用シャンプーを組み合わせるのがおすすめですね。

シャンプーはヘアケアの一番こだわるべき要素です。シャンプーですべてが変わるといっても過言ではありません。

トリートメントで髪の補修と保湿

トリートメントは、髪のダメージを補修し、保湿するための必須アイテムです。染めた髪は特に乾燥しやすく、その結果色落ちを早めることがあります。

  • 補修:髪の内部からダメージを修復します。
  • 保湿:髪の乾燥を防ぎ、しなやかさを保ちます。

定期的にトリートメントを使用することで、髪の健康を保ちながら色持ちを良くすることができます。

紫外線から髪を守るUVカットスプレー

紫外線は、髪の色落ちやダメージの大きな原因となりますよ。

例えば、夏の海やプールで髪が茶色くなってしまうのは、紫外線によって髪色が分解されるためです。

そして、紫外線の影響は、外出時だけでなく、室内でも受けてしまいます。特に、窓ガラス越しの紫外線は、髪にとってあまりよくありません。

そこで、UVカットスプレーやUVカット効果付きの美容液の使用がおすすめです。

これらのアイテムは、紫外線から髪色を守るだけでなく、頭皮の日焼けにも役立ちます。

毎日のケアとして、取り入れてみてくださいね。

色持ちをサポートする特別なシャンプーたち

黒染め直後から使用すると、色味を長持ちさせるカラーシャンプーがあります。

これは、色落ちを防ぐというより、色素を補う目的で作られています。

特に、髪の質感よりも色をとにかく持たせたい方にオススメです。

ムラサキシャンプーについて

  • 効果:黄色みをカットし、クリアな髪色をキープします。
  • 注意点
    • ムラサキシャンプーは、基本的にブリーチ毛の黄ばみ取りに使用されるため、色が薄めです。
    • そのため、効果を得るためには濃いものを毎日使用すること。

ブラックシャンプーについて

  • 効果:黒染めの色味を補ってくれる。
  • 注意点
    • ブラックシャンプーの色は、メーカーによってかなり異なります。
    • ブリーチ毛に使用すると、髪色が緑になりやすいので注意が必要です。

これらのシャンプーを使用することで、髪の色の持続力が向上しますよ。

週に1回の特別ケアで髪をリフレッシュ

週に1回の集中ケアは、髪のダメージをしっかりと補修し、色持ちを良くするために大切です。

ヘアマスクやヘアパックを使用して、髪をしっかりとケアしましょう。

黒染めの種類と持続期間とは?

黒染めの種類と特徴

アルカリカラー

黒染めの多くはアルカリカラーを使用します。

その理由は、髪質や希望に合わせて色をカスタマイズできるからです。

ブラウン、グレー、ブルーなどの色味を1レベルから6レベルくらいの明るさで組み合わせることで、多彩な黒染めが可能です。

黒染めと暗染め


アルカリカラーには、黒染めと暗染めの2つの分類があります。

  • 黒染め
    • ブラウン系の濃い染料で1~4レベルの髪を黒くする。
    • 色持ちが良いが、ブリーチしても色素が残るなどのデメリットがある。
  • 暗染め
    • 5~6レベルのブラウンやグレー、ブルーを使用し、自然な黒髪に近づける。
    • 自然な仕上がりだが、褪色が早いなどのデメリットがある。

希望する明るさや維持期間、未来の髪色を考慮して選ぶことが大切です。

個人的には、暗染めを美容院で行うことをお勧めします。

マニキュア

ヘアマニキュアでの黒染めは可能ですが、サロンでの施術はあまり推奨されません。その理由は、ヘアマニキュアのデメリットが存在するからです。

メリット

  • 髪が痛みにくい
  • アレルギーが少ない
  • コーティング作用で髪にツヤが出る

デメリット

  • 色のバリエーションが少ない
  • 他のヘアカラーとの相性が悪い
  • 濡れると衣服などに色移りするリスクがある
  • 根元ギリギリからしか染められない

特別な事情がなければ、アルカリカラーの使用をお勧めします。

カラーバターやカラートリートメント

カラーバターやカラートリートメントでの黒染めはお勧めしません。

  • 事前の髪色によって、仕上がりの色が予測しにくい
  • 仕上がりがムラになりやすい
  • 褪色の際、色味が綺麗でない

「エンシェールズ すぐとれ黒」の検証動画によれば、仕上がりが理想的ではありませんでした。

他の製品も同じリスクがあるため、使用は慎重になることをおすすめします。

検証動画はこちらですね。

【すぐとれ黒】どーなる?色落ち1週間分お見せします!

黒染めスプレーやカラーワックス

短期間で髪を黒くしたいなら、黒染めスプレーやカラーワックスがお勧めですね。

これらは洗うだけで元の髪色に戻せます。

現在の髪色を短期間だけのために変えるのはもったいないと思いませんか?

そんな時は、これらの製品がお勧めです。

どれくらいの期間、黒染めをキープしたい?

先ほど解説した黒染めの方法はそれぞれ髪色をキープできる期間が変わります。

目安を簡単に説明しますね。

  • 半年以上
    • アルカリカラーで黒染め
  • 3ヶ月程度
    • 5レベルのブラウン系で暗染め
  • 2週間から1ヶ月
    • 暗染め。
  • 1日から数日
    • 黒染めスプレーや黒のカラーワックス

どのくらいの期間黒染めを維持するのかによって色味や明るさが変わってきます。

次は美容院で黒染めを頼む際のポイントを説明しますね。

セルフカラーで行う際はこちらの記事を参考に。

【自宅で黒染め】セルフカラーのやり方のコツと選び方|カラーリストが解説!

美容院での黒染めの頼み方

黒染めを希望する際のポイント

黒染めをする際は、以下のことを美容師さんに伝えるといいですよ。

  • なぜ黒染めしたいのか
  • いつからどれくらいの期間、黒くしたいのか
  • どれくらいの明るさを希望するのか
  • 今後、髪を明るくしたいか、ブリーチするつもりがあるかどうか

これを伝えるだけで、カウンセリングがスムーズに進みます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

黒染め完全ガイド!美容院での頼み方から他の方法まで|カラー美容師が解説

よくある質問:黒染めの色落ちについて

Q
黒染めが色落ちしたときの対処法は?
A

黒染めが色落ちして気になる場合、以下の点を考慮してください。

  • 一番確実な方法は、再度アルカリカラーで染め直すことです。
  • カラーシャンプーでは、色を完全に戻すことは難しいです。
  • カラーバターを使用すると、色のムラが生じる可能性があります。
  • あと数日間の維持なら黒染めスプレーやカラーワックスも使用できます。
Q
黒染め後の髪色が緑っぽくなったらどうすればいい?
A

ハイトーンの髪にグレーで暗くすると緑っぽい色が残ることがあります。

その場合は、オレンジやピンクを少し加えたブラウンで対応できます。

明るくしたい場合は、ブリーチが必要です。

髪色の選び方や今後のケアについては、美容師としっかりと相談しましょう。

黒染めや暗染めの関連リンク

黒染め完全ガイド!美容院での頼み方から他の方法まで|カラー美容師が解説

【黒染めしないで黒くする方法】をカラー美容師が伝授

【黒染めやめたほうがいい】といわれる理由や対策をカラー美容師が解説!

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