・「白髪染めをしたいけど、いつも髪が傷んでしまうのが心配…」
・「白髪染め後にパサつきやゴワゴワ感が気になる」
・「白髪を染めるたびに、髪のダメージが気になって仕方がない」
白髪染めをするたびに心配になるのは、その後の髪のダメージですよね。
美容院、セルフカラーで染めても、どうしても避けられない髪の傷み。
それに、どの製品を選び、どのように染めれば良いのか、正しい方法がわからないというのは大きな悩みです。
- 白髪染めのダメージの理解
- ゴワゴワ・バサバサ・軋み・パサつき・それぞれのダメージ解説
- 美容院で傷ませない方法
- 傷まないセルフカラーの選び方とおすすめの製品
- おすすめのアフターケア
髪を傷めずに白髪を染めたい、そしてその色を長持ちさせたい。
そんなあなたの悩みに応える内容です。
この記事が、白髪染めと髪のダメージに悩むすべての人の助けとなることを願っています。
このブログの運営・執筆者
2000年に北日本ヘアスタイリストカレッジを卒業後、盛岡市の美容院に就職。
美容院で豊富な実務経験を経て、ヘアカラーリストに。最新の白髪ケアについて発信しています。
- 美容師免許(国家資格)
- JHCA(日本ヘアカラー協会)ヘアカラー検定 ファイブスター取得
- HIKARIカップ モデルカット部門入賞歴あり
- JHCA主催ヘアカラーコンテストで受賞歴あり
- ウィービングコンテスト(ルベルコスメティックス)敢闘賞
- セミナー活動歴あり
【理由】白髪染めを行うとなぜ髪が傷むのか
初めに白髪染めの簡単な説明とダメージの原因について解説しますね。
白髪染めとは
白髪染めとは、白髪の髪を染めるためのカラー剤で、主にアルカリカラーと呼ばれるタイプが一般的に使用されます。
アルカリカラーの主な成分はこちらです。
- 1剤:酸化染料(ジアミン)とアルカリ剤
- 2剤:過酸化水素
これらの成分が、髪の内部のメラニン色素を分解し、色素が発色して白髪が目立たなくなります。
白髪染めのダメージがなぜ起きるのか
白髪染めによる髪のダメージは、化学的プロセスによって引き起こされます。
主なダメージの原因は以下の通りです。
- アルカリ剤
- 過酸化水素
- 脱色の強度
アルカリ剤の役割と悪影響
アルカリ剤の役割はこちらです。
- キューティクルを開く:毛髪内部にカラー剤が浸透しやすくなる。
- メラニン色素の分解:髪の色素を分解し明るくする。
髪に及ぼす悪影響はこちら。
- キューティクルの損傷:手触りが悪くなります。また、外部からの刺激に弱くなります。
- 水分量の低下:毛髪の水分保持能力が低下し、乾燥しやすくなります。
- タンパク質の損傷:髪の内部のタンパク質構造と強度が低下する。
※主なアルカリの成分
- アンモニア
- モノエタノールアミン
過酸化水素の効果と悪影響
過酸化水素の役割は主に2つです。
- メラニン色素の分解:アルカリと同様メラニンを分解する。
- カラー剤の色素の発色:酸化染料と結びつき、酸化重合し髪の内部で定着。
過酸化水素の悪影響はこちらになります。
- 髪の乾燥とパサつき:内部の結合を壊すことで髪が乾燥し、パサつく。
- 褪色:色素が抜けて、明るくなる。
- 細胞の老化:頭皮が酸化し細胞が老化。白髪が増える可能性も。
カラー後の過酸化水素の適切な除去は、これらの悪影響を最小に抑え、髪と頭皮の健康するために重要です。
脱色の強度
脱色はヘアカラーにおける重要な要素。
これは、アルカリと過酸化水素の濃度を高めることができますが、高まるほど髪へのダメージも増加します。
高い脱色効果が必要な理由。
- 髪を明るくするため
髪へのダメージはこちらです。
- 強力な脱色作用は、髪のタンパク質を酸化させ、内部構造を壊します。これにより、乾燥やパサつき、強度の低下を引き起こします。
脱色の強度を管理するには、
- リタッチのみをする
- 低アルカリカラーを使用
- 2剤のオキシ濃度を下げたり、アルカリキャンセルの2剤を使用する。
脱色の強度を管理することは、髪の健康を保つ上で極めて重要。
必要以上の強い薬剤を避け、髪の状態に合わせたヘアカラーの選択を心掛けることが重要ですね。
【4種類】よくある白髪染めのダメージとその悩み
髪のダメージといっても様々です。
ここでは以下の症状を解説します。
- ゴワゴワ
- バサバサ
- 軋み
- パサつき
ゴワゴワ・バサバサ・軋み・パサつき|白髪染めによる髪のトラブルの違いとは
白髪染めによる髪のダメージには、様々な症状があります。
これらのトラブルは、以下の原因があります。
- 髪のキューティクルの損傷
- タンパク質の分解
- 水分量の低下
各状態の具体的な理由と、発生について説明します。
ゴワゴワの状態とその理由
ゴワゴワ感は、髪のキューティクルが損傷し、髪の自然な油分が失われることで発生します。
- アルカリ剤によるキューティクルの開き
- 過酸化水素による油分の除去
- 水分保持能力の低下
主に、髪の表面のダメージと内部の油分の喪失が原因です。
バサバサの状態とその理由
バサバサとした髪は、内部タンパク質の損傷と乾燥によって生じます。
- タンパク質結合の酸化
- 乾燥による柔軟性と光沢の喪失
内部のたんぱく質の損傷と水分量の低下が原因です。
軋みの状態とその理由
軋みは、キューティクルの損傷と内部タンパク質の変性によって生じます。
- キューティクルの損傷
- タンパク質の変性による髪同士の絡み合い
髪の表面のダメージと内部のタンパク質の変性が原因ですね。
パサつきの状態とその理由
パサつきは、髪の水分量が不足することで生じます。
- 保湿成分の減少
- 外部からの水分保持能力の低下
髪の内部の油分や水分の低下が主な原因。
髪のダメージは「キューティクル・タンパク質・水分量」に分けて考えられる
白髪染めに含まれる化学物質は、
- キューティクルの損傷
- タンパク質の変性や損傷
- 水分量(油分も)の減少
という形で髪にダメージを与えます。
一言で髪のダメージといっても、ダメージを受けている髪の部位が違います。
そのため、ただヘアケアをするのではなく、それぞれの症状を理解し、その症状に特化した製品を使用することが重要です。
またこれらの症状を改善するには、ヘアケアだけでなく、そもそも髪を傷ませない工夫も大切になります。
それは、今以上に髪を傷ませないように白髪染めのやり方や選び方を知る必要があるでしょう。
白髪染めのダメージの改善方法
白髪染めによるダメージは、キューティクルの損傷、タンパク質の変性、水分量の減少に分けて考えられます。
これらのダメージに対応したケア方法を実践することで、髪の健康を取り戻し、美しい髪を保つことができます。
【ダメージ別】髪のケア方法
白髪染めによる髪のダメージは、適切なケアによって改善することが可能です。
以下では、キューティクル、タンパク質、そして水分量に焦点を当てた髪のケア方法を解説します。
キューティクルのケア
キューティクルのダメージを改善するためには、髪の外側を保護し、修復する製品の使用が効果的です。
主なケア方法
- シリコン配合のシャンプーやコンディショナーを使用して、キューティクルをコーティングし、外部からのダメージを防ぎます。
- 定期的にヘアオイルやリーブイントリートメントを使用し、キューティクルを滑らかに保ちます。
- ドライヤーやアイロンを低温で使用し、熱ダメージを避ける。
タンパク質の補給
タンパク質のダメージに対しては、髪の内部構造を強化し、修復する製品が必要です。
主なケア方法
- ケラチンやアミノ酸配合のトリートメントを定期的に使用し、髪の内部構造を補修します。
- プロテイン配合のヘアマスクを週に1回程度使用し、髪に強度と弾力を与えます。
- 過度な熱スタイリングは避け、髪へのストレスを減らします。
水分量の維持
水分量の不足は、髪の乾燥とパサつきの主な原因です。
適切な保湿ケアで、髪の水分バランスを改善します。
主なケア方法
- 水分を閉じ込めるために、保湿成分(ヒアルロン酸、グリセリン等)配合のヘアケア製品を選びます。
- 洗髪後は、水分を逃がさないようにタオルドライを優しく行い、ヘアオイルやヘアミルクを使用します。
- 保湿効果の高いシャンプーを使用すること
【大事】そもそも髪を傷ませないようにすること
最も大事なことは「痛んでからケアするのではなく、そもそも傷ませない」ということです。
ダメージ0は不可能ですが、白髪染めのダメージを最小限にして維持することが可能です。
白髪染めで傷ませないようにするには、以下の方法が有効です。
- リタッチに焦点を当てる:全体カラーを最小限にする
- 髪の状態に合わせた薬剤の選択:根元はアルカリ、毛先は低アルカリなど、髪の状態に合わせた薬剤を使用する
- ケアカラーなどプレックスメニューをする:髪の内部結合を強化しながら、カラーやブリーチができるメニュー
- 染める間隔を長く保つ:間隔をできるだけ長くする
- アフターケア:「アルカリ除去」「残留過酸化水素の除去」を行う
- 脱色作用のないカラー剤を選ぶ:ヘアマニキュアやヘナ、カラートリートメントなど、脱色作用のないカラー剤を選ぶ
これらを検討することで、白髪染めによるダメージを効果的に軽減し、健康な髪を維持できます。
【美容院】傷ませない白髪染めの方法
美容院で白髪染めを行う際には、ヘアカラーの得意な美容師にお願いするのがコツです。
理由は、じぶんでは薬剤をはじめ、その他の処理ができないからです。
担当の美容師が提案するメニューの中から、本当に意味のあるものを選びましょう。
【アルカリカラー】白髪染めで傷めない方法
美容院の白髪染めで髪を傷めないコツは、以下のメニューやオプションを検討しましょう。
- リタッチのみ
- 全体を染める際は明るくしない
- ケアカラーメニュー(プレックス処理)
- 白髪隠しを使用し、白髪染めの回数を少なくする
- アフターケアにアルカリ除去や過酸化水素の除去
- 髪や頭皮が気になるなら、白髪染め以外を検討する
それぞれを簡単に説明しますね。
A リタッチのみ
根本の白髪のみをリタッチし、全体のカラーを避けることで、髪への負担を避けられます。
もし、毛先の髪の明るさや白髪の浮きが気にならないようなら、根元のカラーで対処できます。
毛先にアルカリカラーのアルカリや過酸化水素など、強い化学処理を避けることで、髪のダメージが最小限にできます。
B 全体を染める際は明るくしない
根元はアルカリカラー、毛先は低アルカリカラーと使い分けると、髪のダメージは最小限になります。
低アルカリカラーは脱色力が少ないので、明るく出来ないが、ダメージが少なく染めることができます。
C ケアカラーメニュー(プレックス処理)
プレックス処理を含むケアカラーメニューを選択することで、白髪染めのダメージを大幅に軽減できます。
プレックス処理は、髪の内部結合を強化し、カラーリングによるダメージから保護します。
この処理を含むカラーメニューは、髪の健康を維持しながら染色を行うのに最適。
D 白髪隠しを使用し、白髪染めの回数を少なくする
頻繁な染め直しを避けるために、白髪隠し製品の使用を検討。
白髪隠しには、様々なタイプがあり、白髪の量や使用する部位によって使い分けることができますよ。
E アフターケアにアルカリ除去や過酸化水素の除去
白髪染め後の適切なアフターケアは重要です。
通常のシャンプーでは、髪の内部に浸透したアルカリ剤や過酸化水素は除去することはできない。
この残留したアルカリ剤や過酸化水素は、髪に残り続け長期的に髪の負担に繋がります。
白髪染めの後はしっかりと処理をしてもらうことが重要です。
F 髪や頭皮が気になるなら、白髪染め以外を検討する
とはいえ、白髪染めはダメージが0ではありません。
髪や頭皮が気になるばあいは、白髪染め以外のカラーメニューを検討してください。
【ヘアマニキュア】で白髪を染める
ヘアマニキュアは、髪の表面をコーティングし、白髪を染める優しい方法です。
ヘアマニキュアは髪の内部に浸透せず、表面を染色するため、髪の構造へのダメージが少ないですね。
髪を明るくしない場合や髪のダメージが気になる、頭皮に刺激が気になる場合は検討してみてくださいね。
【ヘナ】で白髪を染める
ヘナは天然成分で髪を染める方法であり、髪を傷めることなく自然な色味を提供します。
色は限定されますが、自然成分にこだわりがある方にはおすすめですね。
【市販】髪を傷めない白髪染めの選び方
市販の白髪染めは便利ですが、選び方と使い方には注意が必要です。
髪や頭皮に優しい製品の選択と正しい使い方によって、ダメージを最小限に抑えることができます。
髪・頭皮にやさしい白髪染めの選び方
髪や頭皮をいたわるためには、白髪染めする用途に合わせた製品を選ぶのが大事。
選ぶポイントはこちら。
- 白髪染めタイプを選ぶ
- 色味を選ぶ
- ダメージ補修成分・アフターケア付きか確認
白髪染めタイプを選ぶ
毎回全体染めするより、うまく部分染めを組み合わせると、髪に負担が少なくできます。
実際に美容院でも、リタッチと全体染めを交互に行って髪の負担を減らすようにしています。
白髪染めの形状を理解して、選ぶとよいでしょう
白髪染めの形状は主に3タイプ
- 泡タイプ
- 乳液タイプ
- クリームタイプ
形状によって染めやすさが違うので、確認しておきましょう。
白髪染めタイプ | 用途・特徴 | 白髪を染める力 | 向いている人 |
---|---|---|---|
泡タイプ | ・全体染め ・ムラなく染めやすい | △ | ・白髪が少ない ・簡単に塗布したい |
乳液タイプ | ・全体染め ・ムラなく染めやすい | 〇 | ・白髪が増えてきた ・簡単に塗布したい |
クリームタイプ | ・全体・部分染め ・毛先に塗りにくい | ◎ | ・白髪が多い ・しっかり染めたい ・ピンポイントで染めたい |
①と②を組み合わせると良いと思います。
色味を選ぶ
髪を傷めないで染めるには暗いの色を選ぶとよい。
明るい色よりアルカリ量が低いため、髪に負担が少ないです。
ダメージ補修成分・アフターケアがついているか
カラー剤には、ダメージ補修成分を配合しているものが多いです。
最近は、カラー後のアフターケアもついている製品も多いです。カラー後は特に髪が痛みやすい状態になっているので、アフターケアが付いている製品がおすすめですよ。
製品名 | 付属のアフターケア |
---|---|
ウエラ ツープラスワン | エッセンス |
ロレアル エクセランス | 弱酸性シャンプー トリートメント |
ブローネ 泡カラー | トリートメント |
ブローネ 泡カラー 透明感シリーズ | トリートメント |
ブローネ ルミエスト | トリートメント |
ビゲン オイルパックカラー | アフターケアシャンプー |
ビゲン 泡クリームカラー | 美容液 |
ビゲン ポンプカラー | 美容液 |
シエロ デザイニングカラー | シャンプー トリートメント |
サイオス カラージェニック ミルキーヘアカラー | ヘアパック |
サロンドプロ 無香料ヘアカラー 早染め乳液 | ヘアパック |
おすすめの白髪染め製品
全体染めと部分染めに分けて、お勧めの製品を紹介します。
- 【全体染め】泡・乳液タイプ
- 【全体・部分染め】クリームタイプ
参考にしてくださいね。
【全体染め】泡・乳液タイプ
泡・乳液タイプのカラー剤は主に全体染めに使用されます。
美容院で染める場合と違い、根元と毛先と薬液の使い分けをすることができません。
なので、カラー剤にケア成分やアフターケアが付いているものがおすすめです。
製品名 | タイプ | コンセプト |
---|---|---|
①ウエラ トーン ツープラスワン ジェル | 乳液 | おしゃれな白髪染め |
②ウエラ トーン ツープラスワン ミルキー | 乳液 | おしゃれな白髪染め |
③ロレアル エクセランス 液状タイプ | 乳液 | おしゃれな白髪染め |
④ブローネ 泡カラー | 泡 | おしゃれな白髪染め トレンド |
⑤ビゲン 泡クリームカラー | 泡 | しっかり染まる |
⑥シエロ デザイニングカラー | 乳液 | トレンド |
⑦サイオス カラージェニック ミルキー ヘアカラー | 乳液 | トレンド |
⑧サロン ド プロ 無香料ヘアカラー 早染め乳液 | 乳液 | しっかり染まる |
迷ったら『③ロレアル エクセランス液状タイプ』が、アフターケアが充実しているのでおすすめですよ。
①ウエラ トーン ツープラスワン ジェル【乳液タイプ】
ジェルタイプのカラー剤は珍しく、全体に使用しやすいです。
薬液が液状で伸びがよく、ロングヘアにも使用しやすいです。全体的な量も多くムラなく使用しやすいです。
アフターケアのエッセンスもうれしいです。
②ウエラ トーン ツープラスワン ミルキー【乳液タイプ】
ミルキー(乳液タイプ)です。こちらも全体用で、ムラなく染めやすいです。
乳液タイプは、白髪染めが初めての方におすすめのカラー剤です。
③ロレアル エクセランス 液状タイプ【乳液】
ロレアル エクセランス 液状タイプは、他のカラー剤にはないアフターシャンプー、トリートメントが付属しているタイプです。
カラー直後は髪の状態が不安定です。そこを付属のシャンプーとトリートメントで髪をやさしく本来のPHに戻し、色持ちと手触りを改善してくれます。
④ブローネ 泡カラー 【泡タイプ】
ブローネ 泡カラーは通常版と透明感シリーズとあり、市販のカラー剤の中でカラーバリエーション多いですね。
また、泡タイプは白髪の染まりが弱い特徴がありますが、こちらは超浸透泡でしっかりムラなく染めやすいです。
・通常タイプ
・透明感シリーズ
⑤ビゲン 泡クリームカラー 【泡タイプ】
ビゲンの泡クリームカラーは、同ブランドの香りのヘアカラーに比べると、アフター美容液が付いてケア要素がとてもうれしいですね。
泡とクリームが合わさったような、手軽さと染まりを両立した、新感触な白髪染めです。
⑥シエロ デザイニングカラー 【乳液タイプ】
シエロ デザイニングカラーは白髪の出始め『ちらほら白髪』が気になる方にお勧めです。
おしゃれ染め感覚で白髪をなじませることができます。
ブローネ 泡カラー透明感シリーズに近いコンセプトになります。
⑦サイオス カラージェニック ミルキー ヘアカラー 【乳液タイプ】
カラージェニック ミルキー ヘアカラーはトレンド向きの白髪染めです。おしゃれ染め感覚で白髪もなじませることができます。
特に『ちらほら白髪』が気になる方におすすめです。
これは、『シエロ デザイニングカラー』や『ブローネ 泡カラー 透明感シリーズ』と同じようなコンセプトですね。
⑧サロン ド プロ 無香料ヘアカラー 早染め乳液 【乳液タイプ】
こちらのカラー剤は、コスパが一番良いカラー剤です。
放置時間も短く、手軽に使用できて染まりも良い、非常に使いやすいカラー剤ですね。
【全体・部分染め】クリームタイプ
髪を傷めないためには、全体染めと部分染めをうまく使い分けることです。
そのためには、クリームタイプで部分染めをする必要があります。
ここでは、クリームタイプでお勧めのカラー剤を紹介しますね。
製品名 | タイプ | コンセプト |
---|---|---|
①ウエラ トーン ツープラスワン クリーム | クリーム | おしゃれな白髪染め |
②ロレアル エクセランスクリーム | クリーム | おしゃれな白髪染め |
③ビゲン オイルパックカラー | クリーム | おしゃれな白髪染め |
④サイオス オレオクリーム | クリーム | おしゃれな白髪染め |
⑤サロンドプロ 無香料カラー 早染めクリーム | クリーム | しっかり染まるタイプ |
迷ったら、○○がおすすめです。
①ウエラ トーン ツープラスワン クリーム 【クリームタイプ】
こちらのカラー剤は色数も多く、ケア成分、容量も多く使いやすいカラー剤です。
②ロレアル エクセランスクリーム 【クリームタイプ】
液状タイプと同様で、アフターケアが充実しています。アフターシャンプーとトリートメントで、カラー後の髪の状態は繊細です。
㏗を整えることで、髪の状態を良くし、ツヤや手触り、色持ちを良くすることができますよ。
③ビゲン オイルパックカラー 【クリームタイプ】
最近オイルカラーが各社から発売されています。白髪に対して高い浸透性と滑らかな手触りが人気です。
美容室でもオイルカラーは、高価格メニューとして提案しているサロンもあります。
④サイオス オレオクリーム 【クリームタイプ】
ホームケアがないのが残念ですか、オイル成分配合で手触りが良くなりなます。
コスパ重視ならこちらがおすすめです。
⑤サロン ド プロ 無香料ヘアカラー 早染めクリーム 【クリームタイプ】
こちらもアフターケアがないのですが、コスパと時間を優先するならお勧めです。
白髪染めの嫌な香りも少ないので、においが苦手な方にも。
白髪染めで髪を傷めない使い方
セルフカラーで白髪染めをする際、髪を傷ませない方法は以下の通りです。
- 部分染めと全体染めをうまく使う
- 適切な使用方法を心がける
部分染めと全体染めをうまく使う
髪のダメージを考えて、2~3回に1回程度、全体カラーを入れるようにする。
実際に、美容院で白髪染めを行う際は、リタッチと全体カラーをうまく組み合わせていますよ。
回数を重ねるごとに、髪のダメージの違いが実感できるはずです。
適切な使用方法を心がける
白髪染めで傷ませないためには、いくつか重要なポイントがあります。
これらのポイントを実践することで、髪のダメージを最小限に押せることができますよ。
- 事前準備
- 塗布方法
カラー剤を塗りやすくするために髪を分けとること。
6ブロックに分けると塗りやすい。
『分け目からネープまで』『頭頂部から耳後ろ』の縦のライン。耳後ろから横のライン。
シャンプーする前に乳化をすると良い。
白髪染めを流す前に、手に少量お湯をかけ、頭皮を揉みこむようにする。
染まりムラや薬液の流し残しを防ぎ、髪色が綺麗になる。
アフターケアのシャンプーとトリートメントはしっかり行いましょう。
また、余裕があれば、この後紹介するアフターケアも取り入れてくださいね。
【重要】市販の白髪染め後のアフターケア
白髪染めのアルカリや過酸化水素は、髪や頭皮に残留し、長期間にかけて影響を与えることがあります。
この影響で考えられることはこちらです。
- キューティクルの損傷
- 乾燥
- 色持ちの低下
- 髪の強度の低下
- 頭皮の老化
これらを防ぐためには、白髪染めの後に特定のケアをしてほしいです。
【カラー剤の残留物】アルカリと過酸化水素を除去しよう
私の所属している美容院では、カラー中に特別な処理をして、残留物を除去するようにしています。
同じように、白髪染め後にケアをお勧めします。
おすすめはこちら。
これらを使用することで、残留物を除去し、頭皮や髪をダメージから守ってくれます。
少し高価なものですか、今後の髪や頭皮を守るためには、大事なことなので検討してみてください。
よくある質問とその答え
- Q白髪染めの後の髪質はどうなる?
- A
白髪染め後、多くの人が髪質の変化を感じています。
たとえば、
- ゴワゴワ
- キシキシ
- バサバサ
- パサつき
などです。
これらは
- 髪の表面(キューティクル)の損傷
- 髪の内部(タンパク質)の変性や損傷
- 水分量(油分も)の減少
によって起こります。
髪にやさしいカラー剤の使用や定期的なケアをすることで、これらの問題を軽減します。
- Q髪のゴワゴワをなおすには?
- A
髪のタンパク質の補給と保湿、キューティクルの補修が必要です。
髪のゴワゴワ感は、髪のキューティクルが損傷し、髪の自然な油分が失われることで発生します。
失った栄養分や油分を補給するために、洗い流すトリートメントや乾かす前に付けるヘアオイルを使用しましょう。
特に、補修に効果の高い製品を選ぶことが重要です。
- Q白髪染め後、髪がきしむのはなぜですか?
- A
軋みは、キューティクルの損傷と内部タンパク質の変性によって生じます。
- キューティクルの損傷
- タンパク質の変性による髪同士の絡み合い
主に髪の表面のダメージと内部のタンパク質の変性が原因と考えられます。
- Q白髪染めで髪が硬くなるのはなぜですか?
- A
白髪染めで髪が硬くなるのは、染料が髪の内部構造に影響を与え、特にタンパク質のバランスを崩すためです。
硬く感じるのは、髪の柔軟性が失われ、キューティクルが乱れることによるものです。
タンパク質ベースのトリートメントや、髪の内部まで水分を補給する深層保湿ケアにより、この問題を軽減できますよ。
まとめ
白髪染めによる髪のダメージは、適切なケアと方法によって軽減可能です。
カラー剤のアルカリと過酸化水素が髪にダメージを与えます。
ゴワゴワやキシキシ、パサつきの原因となることが多いです。
これらを防ぐためには、
美容院で対策するには以下を参考に。
- リタッチのみ
- 全体を染める際は明るくしない
- ケアカラーメニュー(プレックス処理)
- 白髪隠しを使用し、白髪染めの回数を少なくする
- アフターケアにアルカリ除去や過酸化水素の除去
- 髪や頭皮が気になるなら、白髪染め以外を検討する
セルフカラーではこちらを参考にしてください。
- 白髪染めタイプを選ぶ
- 色味を選ぶ
- ダメージ補修成分・アフターケア付きか確認
また、アルカリと過酸化水素を除去する後処理剤の導入も検討してくださいね。
これらの対策により、白髪染め後の髪質の悪化を抑え、健康な髪を維持することができます。
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