根元の白髪が気になるな…。
白髪染めで暗くなってしまった。
白髪が増えてくると、自分の年齢を突き付けられるような気がして嫌ですよね。
白髪をどう何かしたくて、染めたら思ったより暗くなってしまった。
そんな後悔の声は非常に多いです。
最後まで読んで、髪を美しく輝かせましょう。
このブログの運営・執筆者
2000年に北日本ヘアスタイリストカレッジを卒業後、盛岡市の美容院に就職。
美容院で豊富な実務経験を経て、ヘアカラーリストに。最新の白髪ケアについて発信しています。
- 美容師免許(国家資格)
- JHCA(日本ヘアカラー協会)ヘアカラー検定 ファイブスター取得
- HIKARIカップ モデルカット部門入賞歴あり
- JHCA主催ヘアカラーコンテストで受賞歴あり
- ウィービングコンテスト(ルベルコスメティックス)敢闘賞
- セミナー活動歴あり
白髪染めを明るくする方法とは?【セルフカラー3つの方法】
黒くまたは、暗くなった白髪染めを明るくするには、正しいカラー剤や方法を選ぶ必要があります。
ここではセルフカラーの方法や注意点についてを解説していきます。
①根元のリタッチを繰り返して、長期的に明るくしていく
1つ目の方法は、暗くなった髪を直接明るい薬剤を使用するのではなく、根元のみ染めます。
そして自然に褪色を待ちます。
一度暗くなった白髪染めは、白髪染めでは明るくならないことを知っておきましょう。
メリット・デメリット
この方法のメリットは、他の方法に比べて一番髪のダメージが少ないことです。
デメリットは、数か月単位かかること。
こんな人におすすめ
- いますぐ明るしなくてよい
- ダメージを避けたい
注意点
②カラーリムーバーを使用する
2つ目の方法は「レブロンカラーリムーバー」を使用するです。
白髪染めの色素を分解することで髪本来の明るさに戻ります。
ダメージもなく色を簡単にとれると、うたっている夢のような製品ですが、注意点も多いです。
こちらのYouTubeを参考になります。
メリット・デメリット
- 黒染めでも明るく出来る
- ダメージが非常に少ない
- 色戻りがある
注意点
リムーバーを使用した後にヘアカラーをすると、色が戻ることが報告されています。
ヘアカラーをする際は、少し期間を置いてから使用しましょう。
こちらも参考になるかと思います。
うまく使うことで、ダメージを最小限に抑えることができるかもしれませんね。
③脱色剤脱染剤(ブリーチ)を使用する
最後は脱色脱染剤(ブリーチ)を使用するです。
ブリーチは、白髪染めの色素を分解できるので明るくなります。
メリット・デメリット
- 確実に明るく出来る
- 色味を変えれる
- ダメージが大きい
- ムラになりやすい
カラーリムーバーとは違う難しさがありますね。
注意点
デメリットが大きいので、慎重に行うこと。
また、ダメージも大きいので、使用するブリーチに気を使いましょう。
ブリーチに混ぜると髪を強化できる、こちらもおすすめ。
また服や周りにつくと、シミになるので気を付けてくださいね。
ぼくとしては、カラーリムーバーもブリーチも美容院で相談して行うことをお勧めします。
失敗しやすい?【セルフカラーの4つのデメリット】を解説!
セルフカラーを行うデメリットはこちら。
①白髪染めで暗くなると明るくなりにくい
暗くなった髪色は、通常のヘアカラーでは明るくなりにくいですよ。
ヘアカラーで明るく出来るのは、髪の毛本来のメラニン色素だけです。
白髪染めなどの色素は分解できず、さらに暗くなることもあります。
②ムラになりやすい
そもそもセルフカラーは、均一に薬液を付けることが難しいため、ムラができやすいです。
特に、お顔周りや表面は暗くなり、後頭部は染まらないなど失敗しやすいですね。
③セルフカラーは傷みやすい
セルフカラーはサロンカラーに比べて傷みやすいと言われています。
その主な理由は2つ。
- 髪に合った適切な薬液選択ができない
- 知識と技術不足
この2つが重なり、髪にダメージが蓄積してしまいます。
④そもそも何を使っていいか見極めが難しい
適切なカラー剤や塗布方法をしなくてはいけません。
- どんな髪
- どんな薬剤
- どのくらいの明るさ
そもそも「明るくすることができるのか?」「何を使えばいいのか?」など、一般の方にはわからないでしょう。
すると、染めても傷むだけという残念な結果になる可能性も。
暗くなった髪を染めるのは美容院がおすすめ!
美容院のメリットはプロの目線で
「お客様の状態に合わせて薬剤や染め方を選べるということです。」
料金や時間はかかりますが、適切な技術やプランを提案してくれるはずです。
美容室で明るく染める【4つの方法】
ヘアカラーは暗くするより明るくする方が難しいのです。暗く(黒く)失敗したなら美容院でお直しすることをお勧めします。
次は美容院で明るくする方法について解説していきますね。
①根元のリタッチを繰り返して、長期的に明るくしていく
暗くなった髪を直接明るい薬剤を使用するのではなく、リタッチのみで、自然に褪色するのを待ちます。
これは、セルフカラーの方法と全く一緒の方法です。
メリット・デメリット
他の方法に比べて一番髪のダメージが少なく明るくできること
明るくなるまでに時間がかかる
おすすめな人
こんな方におすすめです。
注意点
- その後自分で染めないこと
自分で染めて暗くなってしまっては意味がありません。しばらく美容院で染め続けましょうね。
②白髪染めとおしゃれ染めを併用して明るくする方法
①の方法の延長ですが、根元に「白髪染め」毛先におしゃれ染めを併用します。
①の方法より少しだけ早く明るく出来ます。
具体的には以下の手順です。
- 根元+毛先
- 根元
- 根元+毛先
- 根元
図にもあるように、少しずつ根元の色も明るくするのがポイントです。
メリット・デメリット
- ①より早く明るく出来る
- 髪のダメージがある
注意点
- 一度ではそこまで明るくならない
- 途中でセルフカラーをしない
複数回で明るくすることを理解して、少しづつ変えていきましょう。
また、途中でセルフカラーしないように。
失敗するとまた元通りになってしまいますよ。
③白髪染めをはがす(ブリーチする)
3つ目の方法はブリーチをして白髪染めをはがします。
ブリーチはダメージも大きく、失敗もしやすいです。
美容院で行うことで、失敗のリスクを下げることができます。
メリット・デメリット
- 確実に明るく出来る
- 髪のダメージが進行する
- 明るくなりすぎる場合がある
- 時間と料金がかかる
おすすめな人
- すぐに明るくしたい人
- 色をがらりと変えたい人
- 色味にこだわる人
注意点
出来れば、多彩な白髪染めを売りにしている美容師を探しましょう。
白髪染めからのブリーチは難易度が高く、誰でもできるわけではありません。
ぜひこちらも参考にしてください。
④【白髪ぼかし】ハイライトカラーを入れて明るくする
4つ目の方法はハイライトカラー、つまり白髪ぼかしといわれる技法です。
お勧めは細かく入れることです。
ハイライトの太さについてはこちらを参考にしてくださいね。
メリット・デメリット
- 全体のブリーチより負担が少ない
- 必ず明るく出来る
- 時間が経っても極端に明るく褪色しない
- 時間と料金がかかる
- ダメージがある
入れる量や入れ方をそのお客様に合わせることができるのはとても大きなメリットです。
おすすめな人
- すぐに明るくしたい人
- ブリーチには抵抗が強い人
- 金髪になりたくない人
注意点
やはり美容師によってデザインが変わることでしょう。
Instagramなど得意な美容師を探しましょう。
明るい白髪染めにするのがおすすめ!【4つの理由】
決して暗い(黒い)白髪染めが悪いわけではありません。
ですが、カラー専門の美容師として、白髪染めをする際は明るめを勧めることが多いです。
その理由をいくつか紹介します。
①伸びてきた際の白髪が目立ちにくい
白髪を黒く染めるのと、明るいベージュではどちらが目立たないでしょうか?
これは白髪と近い色に染まっている方が、伸びてきた際に白髪が目立たないはずです。
これは脱白髪染めや白髪ぼかしの考え方に通じたものです。
②若々しい印象に見える
明るい髪色は、暗い髪色よりも若々しい印象になります。
特に、肌の色に合わせると、表情や肌のトーンが明るく見えますよ。
③表情が明るくなる
髪が明るいと光を反射し、お顔全体を明るく照らす効果があります。
表情が明るく見えて、活発な印象を与えることができますよ。
④スタイリングの幅が広がる
明るい髪色のほうが、ファッションやメイクの幅を広げることができますよね。
特に、カジュアルからフォーマルまで、幅広いスタイルにマッチしやすいのが特徴です。
とはいっても、メリットだけではないので注意点にも軽く触れておきます。
明るい白髪染めの【3つの注意点】
①髪が傷みやすい
明るい色の白髪染めのほうが、髪へのダメージが大きくなる傾向があります。
これは、脱色作用が強いため、髪に負担がかかりやすいためです。
②色落ちしやすく、時間がと共に明るくなりやすい
明るい白髪染めは、通常の白髪染めより、色素が薄くため退色しやすいです。
特に、白髪が多い方は時間が経つと明るくなるでしょう。
③白髪が染まりにくい
明るい白髪染めは、色素が薄く、白髪だけが浮き上がってしまうことがあります。
完全に隠すには充分な量の染料が必要です。
以上が、明るい白髪染めをお勧めする理由と注意点でした。
明るい白髪染めで白髪を染める方法はあるの?
明るくすると白髪が染まらないという声も多いのは事実です。
しかし、薬剤の進化や技術の進化はしています。なじませることはできるでしょう。
白髪染めの薬剤の進化
最近の白髪染めの薬剤は進化しており、髪に優しく、明るい色で白髪をカバーすることが可能です。
2023年に、ミルボンの[ハイブライト」というカラー剤が発売されました。
これは、おしゃれ染めのような透明感で白髪をカバーできます。
同じようなカラー剤はほかにもあるでしょう。
白髪染め以外の選択肢
例えば「白髪染めとおしゃれ染めを混ぜたり」「白髪ぼかし」などです。
これらの手法は、技術や薬剤を最大限に活用することで、白髪を自然に見せる効果があります。
白髪が目立たないカラーリングはどうやるの?
【8トーン以上の明るめの白髪染め】をする
明るいトーン(8レベル以上)の白髪染めは白髪を自然になじませることができます。
すると、伸びた白髪と白髪染めをした髪と、調和して目立ちにくくなります。
明るい市販のカラー剤は使用してもいい?
いきなり明るくするのではなく、普段の色の1つ上の明るさから試してみましょう。
もし、「カラー剤の見極めが難しい」や「根元のみ塗布する」が難しい場合は美容師に相談してみましょう。
色味は【アッシュ系やベージュ系など】を選択する
白髪が伸びてきた際に白髪と調和しやすい色を選ぶといいでしょう。
以下の色味を選ぶとよいでしょう。
- アッシュ系
- グレー系
- ベージュ系
赤味が少なく、白髪の色となじみが良いはずです。
【ハイライト(白髪ぼかし)】を入れる
「お顔周り」や、「分け目や表面」に入れるだけでも変わります。
ハイライトを入れる効果はこちら。
- 白髪染めを明るく出来る
- 伸びた白髪と境界線が目立たなくなる
- 毛先の白髪の白浮きが目立たなくなる
このように、ハイライト(白髪ぼかし)は、髪全体の印象を明るく見せ、白髪を目立たなくすることができます。
【ヘアケアで輝く】明るい白髪染めや白髪ぼかし
せっかく髪色を変えても、髪が痛んでしまったら…。
ツヤがないと、せっかくの髪色もただの傷んだ印象になってしまいます。
つやを出す方法はこちらです。
①ヘアカラー用のシャンプーやコンディショナーを使用する
明るく染めた髪はデリケートになっているため、ヘアカラー専用のシャンプーやコンディショナーがおすすめです。
これらは、髪の水分と栄養を補給し、色持ちを良くする成分を含んでいます。
特に髪水分が少なくなるので、しっとりするタイプがおすすめです。
②アウトバストリートメントを使用する
アウトバストリートメントは、手触りや絡まり、パサつきを改善し、つやを与える効果があります。
乾かす前に付けるだけで、一番効果の実感しやすいトリートメントです。
特に補修成分の配合されているトリートメントを使用すると、徐々に髪質が改善されます。
こだわってほしいポイントです。
超人気!高品質なオイル
使うたびに毛髪補修できるオイル
オイルといえばこれ!
日本人のために開発されたオイル
③しっかりと乾かす
濡れたままで過ごさないことが重要。
濡れた髪はキューティクルがはがれやすく、色も流れやすいからですね。
自然乾燥ではなく、しっかりとドライヤーで髪を乾かしましょう。
④アイロンを低温で使用する
つやを出すにはアイロンが必須です。
その際は低温(150度以下)にして、やさしく使用しましょう。
高温でのプレスは髪のタンパク質を破壊し、ヘアカラーの色素も破壊します。
また、使用前にはアウトバストリートメントを使用すると安心です。
⑤最後に艶出しスプレーやヘアオイルを使用する
スタイリングの仕上げには、艶出しスプレーやヘアオイルの使用がおすすめです。
これらの製品は、髪の表面をコーティングし、ツヤと潤いを与えます。
まとめ
この記事では、暗くなった白髪染めの髪を明るくする方法について解説してきました。
- セルフカラーと美容院の方法
- 明るい白髪染めのお勧めの理由
- 白髪が目立たなくなるカラーリング
この内容を元に、暗くなった髪色を明るくするだけでなく、白髪が気になりにくいカラーリングを見つけていきましょう。
他にの白髪の悩みに関する記事を書いていますので、参考にしてください。
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